はじめに|なぜ初心者に厚底ランニングシューズが人気?
ランニング初心者のあいだで「厚底ランニングシューズ」が注目を集めています。
その理由はシンプルで、「足が疲れにくい」「ケガのリスクを減らせる」「楽に走れる」といった、初心者にうれしいメリットが詰まっているからです。
特に走り始めの頃は、フォームが安定せず、膝や足首への負担もかかりがち。
そんなとき、厚底のクッションが衝撃を吸収し、体へのダメージをやわらげてくれるので、無理なく続けやすくなります。
たとえば、「走りたいけどすぐに足が痛くなる…」という人でも、厚底シューズに変えるだけで驚くほど走りやすく感じることも。
また最近では、見た目もおしゃれなモデルが多く、普段使いにもピッタリです。
これからランニングを始めたい方、過去に挫折した経験がある方こそ、まずは“厚底”を試してみてください。
この記事では、初心者向けに厚底ランニングシューズの選び方やおすすめモデルをわかりやすく紹介していきます。
初心者が厚底ランニングシューズを選ぶときの3つのポイント
厚底ランニングシューズといっても、種類はさまざま。初心者の方が自分に合った一足を選ぶには、以下の3つのポイントをおさえることが大切です。
1. クッション性
最も重要なのがクッション性です。
厚底シューズの最大の魅力は、着地時の衝撃をやわらげ、足や膝、腰への負担を軽減してくれることです。
特に運動習慣がまだない人にとって、衝撃の蓄積はケガのもと。柔らかく反発力のある素材を使用したソールなら、快適に走り始めることができます。
2. 安定性
クッションが厚くなる分、バランスを保ちにくく感じることもあります。そこで重要なのが「安定性」。
ソール幅が広めのモデルや、ドロップ(かかととつま先の高低差)が少ない設計は、足運びを安定させ、フォームを整えやすくしてくれます。
初心者でもふらつきにくく、安心して走ることができます。
3. フィット感
いくらクッション性と安定性があっても、足に合っていなければ意味がありません。
足の形にしっかりフィットする構造か、履き心地に違和感がないかは、必ず試し履きして確認しましょう。
紐の締め具合で調整しやすいモデルや、足幅の選択肢があるブランドもおすすめです。
【2025年版】初心者におすすめの厚底ランニングシューズ5選
ここでは、初心者でも履きやすく、クッション性・安定性・フィット感に優れたおすすめの厚底ランニングシューズを5足ご紹介します。どれも2025年最新モデルなので、これから始める方にも安心です。
1. アシックス「GEL-NIMBUS 26」
クッション性と柔らかな履き心地が特徴の一足。
GELテクノロジーが着地の衝撃をやわらげ、ソフトな走行感が魅力です。アッパーには通気性に優れた素材を使用しており、長時間のランにも最適。初心者だけでなくリピーターも多い、アシックスの定番厚底モデルです。
2. ホカ「CLIFTON 9」
軽量でありながらしっかりとしたクッションを備えた、バランスの良いモデル。
ホカ特有の分厚いソールが特徴ですが、見た目よりも軽く、着地もスムーズ。足を包み込むようなフィット感で、初心者から上級者まで支持されています。
3. ナイキ「ZoomX Invincible Run 3」
柔らかさと反発力を両立したZoomXフォームを搭載。
走り出しの一歩が軽く、足が自然と前に進む感覚を味わえます。アッパーのホールド感も心地よく、ランニング初心者が走ることの楽しさを実感できるモデルです。
4. ニューバランス「Fresh Foam X 1080 v13」
ニューバランス独自のFresh Foamが足裏全体をやさしく支え、安定感も抜群。
厚底ながら足運びは軽快で、クセがないので誰でも扱いやすいです。幅広や甲高の人にもフィットしやすい点も魅力のひとつ。
5. ミズノ「WAVE RIDER 28」
日本人の足に合いやすい設計で、ソフトなクッションと確かな安定感を両立。
WAVEプレート構造が足のブレを防ぎ、長距離でも快適に走れます。国産メーカーならではの丁寧な作りで、安心して履ける一足です。
【比較表】人気モデルのスペック比較&選び方ガイド
ここでは、先ほど紹介した5つの人気厚底ランニングシューズについて、初心者が気になるポイントを表で比較してみましょう。選ぶ際の判断基準として参考にしてください。
モデル名 | クッション性 | 重量(片足) | 安定性 | 特徴的な素材・構造 | 価格帯(目安) |
---|---|---|---|---|---|
GEL-NIMBUS 26(アシックス) | ◎ | 約290g | ◎ | GEL+FF BLAST+ミッドソール | 19,000〜22,000円 |
CLIFTON 9(ホカ) | ◎ | 約250g | ◯ | EVA素材の厚底ソール | 17,000〜20,000円 |
ZoomX Invincible Run 3(ナイキ) | ◎ | 約280g | ◯ | ZoomXフォーム+ワイド設計 | 21,000〜24,000円 |
Fresh Foam X 1080 v13(NB) | ◎ | 約280g | ◎ | Fresh Foam X | 19,000〜22,000円 |
WAVE RIDER 28(ミズノ) | ◯ | 約275g | ◎ | MIZUNO WAVE構造 | 16,000〜19,000円 |
自分に合ったモデルを選ぶポイント
- 「まずは疲れにくさを重視したい」→ クッション性◎のモデル(GEL-NIMBUS、ZoomXなど)
- 「安定したフォームで走りたい」→ 安定性◎のモデル(WAVE RIDER、NB 1080など)
- 「軽さも重視したい」→ 250g前後のCLIFTON 9やNB 1080が◎
- 「予算を抑えつつ機能性も欲しい」→ WAVE RIDER 28がコスパ高し
厚底といっても性能は様々。自分の目的や足型、予算に合わせて選びましょう。
よくあるQ&A|初心者が厚底ランシューで気をつけるべきこと
厚底ランニングシューズは初心者にとってメリットが多い一方で、注意点もあります。ここではよくある疑問にQ&A形式でお答えします。
Q1:カーボンプレート入りの厚底は初心者向き?
A:初心者には「ノンカーボン」タイプが安心です。
カーボン入りシューズは、反発力が強くスピードを出しやすい一方、扱いが難しい面もあります。フォームが安定していない初心者が使うと、バランスを崩したり、膝や足首に負担をかけてしまう可能性があります。まずはカーボンなしの柔らかく安定感のあるモデルから始めましょう。
Q2:厚底だとバランスが悪くなりませんか?
A:重心の意識と安定性の高い設計でカバーできます。
厚底=不安定という印象を持たれることがありますが、最近のモデルはソールの幅が広く設計されており、安定性も十分です。走るときは「重心をぶらさず、やや前傾」を意識すると、より安全に走れます。
Q3:毎日のランニングにも使えるの?
A:クッションがしっかりしていれば毎日使ってOKです。
特に厚底シューズは、足へのダメージを軽減できるため、毎日の練習やジョギングにも向いています。ただし、ソールの減りには注意し、寿命(500〜800km程度)を目安に買い替えましょう。
Q4:ジムでのトレッドミルにも使える?
A:はい、使用できます。ただし通気性重視で。
トレッドミルは屋内なので、通気性が高くて蒸れにくい素材のモデルがおすすめです。グリップ性よりも軽さや履き心地を重視すると快適です。
初心者こそ、厚底ランシューの性能を正しく理解して活用することで、安全かつ快適にランニングを楽しむことができます。
まとめ|厚底で楽しく安全にランニングを始めよう!
ランニング初心者にとって、靴選びはケガを防ぎ、継続のしやすさを決める重要なポイントです。
厚底ランニングシューズは、クッション性・安定性・履き心地のバランスが良く、特に初心者にとって心強い相棒となります。
本記事のポイントおさらい
- 厚底は足や膝への衝撃をやわらげ、長く走っても疲れにくい
- 初心者は「クッション性」「安定性」「フィット感」の3点で選ぶと失敗しない
- GEL-NIMBUS、CLIFTON、ZoomXなど、2025年のおすすめモデルも要チェック
- カーボン入りは上級者向け。まずはノンカーボンでフォームを安定させるのが◎
- メンテナンスと寿命の把握(500〜800kmで買い替え目安)も忘れずに
厚底シューズは“ラクに楽しく走る”ための大きなサポートとなります。
これからランニングを始める方は、ぜひ自分の足に合った厚底ランシューを見つけて、快適なランニングライフをスタートさせましょう!
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